毎年9月1日は防災の日です。9月2日はくじの日です。
私達の日本では、地震や大雨による自然災害が多い国です。毎年、日本のどこかで大きな災害が起こり、日本人として悲しい気持ちになります。
いつ何が起こるか分からない災害に備えるには、日頃の準備がとても大切です。
ただ、災害時に何を食べるべきかわからず、災害食の準備ができていないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、このページでは、栄養面からどのような非常食を準備しておく必要があるのか説明します。
災害時に一番重要なのは【水】です!
私たちの体の8割を占める水は、生きる上で重要な役割を担っています。体内の水分が不足すると、意識障害を引き起こすなど、生命を脅かす恐れがあるのです。
さらに、自然災害の直後は、疲労や精神的ストレスで普段よりも体調を崩しやすく、脱水症状に陥りやすいことから、飲料水の備蓄は必要不可欠です。
最低でも【1人につき3リットル】は用意しておくと安心です。
ちなみに、ホームセンターやインターネットなどで、普通の水より賞味期限が長い「保存水」が手に入るので、まだ準備できていないという方は参考にしてみてください。
災害食の基本は主食と主菜!
必要最低限の食料で1日を過ごすとなると、まずはエネルギーの補給と免疫力をつけることが重要になります。ごはんやパンなどの主食は、炭水化物が多くエネルギー源となり、満腹感を得られやすくなります。
災害食用の主食といえばパン缶を思い浮かべる方もいると思いますが、水を入れるだけで炊くことができるお米や雑炊もスーパーで手軽に手に入ります。
また、マヨネーズやはちみつなどの調味料は少量でもカロリーが高いので、エネルギー補給用として備えておくのもおすすめです。
ただ、炭水化物中心の食事を続けると、身体が疲れたり便秘になったり、免疫が低下して感染症を引き起こす可能性があります。
そこで、摂るべきものは肉や魚などの主菜に多く含まれるたんぱく質が必要になってきます。
たんぱく質には免疫力を高める働きがあるので、保存期間が長く調理不要なサバ缶や、いわし缶などを用意しておくとベストです。
簡単!ローリングストック法
災害時のために食料を保存しておくことは大切ですが、何がどれくらいあるのかを定期的に把握しておかなければ、いざとなったときに賞味期限が切れていた…なんてことも!
そうならないためにも、おすすめなのがローリングストック法です。普段食べているものを多めに買い、使った分を買い足すという方法です。
常に一定量の食料を家にストックしておくことで、賞味期限切れの心配もなく、いざとなったときも普段通りの食生活を送ることができます。賞味期限の古い食品から使用できるように工夫して備蓄してください。
わざわざ災害食を準備しておくのは大変という方もローリングストック法なら手間も減るので、ぜひ取り入れてみてください。
災害時に備えて、ただ災害食を準備するのではなく、何のために何が必要なのかを考えて、準備しておくようにしましょう。